スキーバスは宿泊機能を持つ
最近いろいろと話題になっているスキーバスのツアーですが、このスキーバスのツアーはいまから30年以上前からあります。スキーバスは、下道を走っていた時代もありましたが、最近では高速道路網も著しく発達をしており、より速く走ることができるようになったことから、バス会社が増えてきました。スピードが上がるといままで鉄道で深夜出発の列車に乗るしか方法がなかった場合でも、その代用をバスでできるようになってきたのです。バスを利用することで、鉄道で行くよりも目的地のスキー場や旅館などの宿泊施設により速く到着することが可能になってきたのです。
この流れがさらに大きくなってくるのはバス会社の参入を自由化してからです。バス会社を自由化することでさらに競争率を高めてよりよいサービスを提供することをできるようにしたと言うわけです。ですが、自由化が進んだ中で別の問題点が生まれることになりました。それは過剰な価格競争になります。
価格競争は悪いことではありませんが、セオリーどおりに考えたら、新規参入の小さい企業ほど価格競争をしてはいけないのです。価格競争をすれば資本の十分にあるところが勝つことになります。そうすると小企業や新規参入の企業は大手バス会社の価格競争には巻き込まれてはならず、独自の路線で勝負することが必要になります。それに気づいてか気づいていないかわかりませんが、わざわざ価格競争の波にさらわれ、従業員に負担をかける結果になってしまったということです。
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